針脱毛、ニードル脱毛、痛みを克服できれば男性のヒゲの永久脱毛に適しています。
唯一の永久脱毛の方法といわれる針脱毛。どのような方法なのでしょうか。
ニードル脱毛とは、 細い針を毛穴に挿して微弱な電流を流し、電気の熱によって発毛組織を凝固させる脱毛処理法です。電気を通すことから電気針脱毛と呼ぶ人もいます。
見るからに痛そうな脱毛方法ですが、医療レーザーが脱毛目的で使われるようになる前は、このニードル脱毛がメジャーな脱毛方法でした。永久脱毛や脱毛が痛いというイメージは、針脱毛のイメージが大きいかもしれません。
現在のニードル脱毛は針を絶縁処理し皮膚への刺激を軽減した絶縁針脱毛が主流になっています。
●ニードル脱毛のメリット
ニードル脱毛のメリットは、最も永久脱毛性が高い脱毛処理方法であることです。一本ずつ確実に脱毛処理をするために、一度処理した毛根からはムダ毛が極めて再生しにくくなります。また、一本ずつ処理するために、間引き脱毛など、デザイン的・部分的な脱毛にも適しています。
フラッシュ脱毛(光脱毛)や医療医療レーザー脱毛ではなかなか脱毛できないような細い産毛なども確実に脱毛でき、肌の色も選ばないので、日焼けや色素沈着などがあっても脱毛処理が出来ます。
現在はニードル脱毛を扱っているエステやクリニックはかなり少なくなりました。エステ大手のTBCやダンディハウスではニードル脱毛を行っています。
●ニードル脱毛のデメリット
ニードル脱毛のデメリットですが、脱毛処理をする部分は、ある程度の毛の長さが必要なため、脱毛処理をする日には伸ばしておかなくてはなりません。
また、一本づつ処理するため時間がかかります。 医療レーザー脱毛やフラッシュ脱毛(光脱毛)では照射スポット範囲のムダ毛を一瞬にして脱毛処理しますが、ニードル脱毛でその範囲を一本ずつ処理するには、熟練者でも一時間弱ほど必要でしょう。
また、細い針を毛穴に正確に差し込んで脱毛するので、脱毛処理をする技術者の腕によって痛みや仕上がりなどに差があらわれます。それだけ技術者の人件費がかかります。 現在のフラッシュ脱毛(光脱毛)・医療レーザー脱毛料金の低下を考えると、その費用は数十倍になるかもしれません。
それと
ニードル脱毛を途中でやめてしまう理由で多いのが、痛みです。
医療機関でニードル脱毛をするのであれば、希望すれば麻酔で無痛にすることも可能です。その場合は麻酔代がかかります。エステサロンでは麻酔はできませんので、痛みは我慢するしかありません。
●医療機関であれば麻酔ができるが
医療機関でニードル脱毛をしてもらう場合は希望すれば麻酔をかけてもらう事も可能です。 ですがフラッシュ脱毛(光脱毛)や医療レーザー脱毛に比べて、同じ部位を脱毛処理する施術時間は数倍から数十倍かかるので、その分麻酔代等の負担も増えてしまいます。
また、現時点でニードル脱毛を施術している医療機関はあまりありません。 あったとしても医療レーザー脱毛の補助的な役割で、麻酔をしてフルに針脱毛をしてくれる医療機関を探すのは大変かもしれません。
医療機関がニードル脱毛を行わなくなったのは、コスト的にメリットが少なくなったためです。針脱毛が最も永久脱毛性の高い脱毛方法であることには現在も変わりはありませんが、しかしフラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛で脱毛可能な症例であれば、ニードル脱毛は時間とコストの面で相対的におすすめできない脱毛方法になってしまいました。